月の位置
太陰暦(旧暦)では、月の満ち欠けに加えて、月の位置も重要な役割を果たします。つまり、色々な星座の中での月の位置が果たす役割が重要になります。空には何も見えなくとも、月の位置の力が運命を左右するほどの影響を及ぼします。
いくつかの種類の太陰暦は、占星術的な星座の月の位置に基づいて定められます。これに伴う問題は、歳差運動(潮汐力の影響から生じる、地球の軸の位置のゆっくりではあるが継続的な変化)が、地球の軸の角度に基づくいわゆる太陽年を意味することです。太陽年は、太陽の周りの地球の軌道によって定義される恒星年と同じように、約20分短くなります。
このわずかなズレのために、占星術的な星座は過去2千年半にわたって実際の星座から少しずつ離れていき、今日では、占星術的な星座と暦上の日付は2〜3日ずれてしまい、正しい結果を示すことができませn。
しかし、星座の月の位置が正確に一致しないとしても、それが招く運命の意味は変わりません。これらによってのみ、太陰暦は、干支の占星術の兆候における月の位置に基づいています。
月の満ち欠け
地球の衛星である月が、地平線の上の最低点を通過し、山羊座、みずがめ座、うお座、牡羊座、おうし座、ふたご座の順番に星座を通り、満ちながら上に昇っていきます。そして、約2週間が過ぎると最高点(天)に到達します。このように、月が上へ上へと昇っていく期間は、一般的に成長、拡大、増殖の期間と見なされます。
そして、月が北から弧を描いて黄道帯のかに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座を通り、約2週間後に再び最低点に到着するまで、月が欠けて行きます。この月が降る期間は、一般的に収穫、離反、衰退の時期とされています。
また、ふたご座といて座はそれぞれ、北側と南側の端、すなわち満ちていく期間と欠けていく期間の間にあります。このため、それらは移行段階を表しており、他の月の位置の特定の要素と相互反応して化学変化をもたらすことができます。
月の状態と要素
12の星座はそれぞれ、火、土、風、水という四元素のいずれかに、3つずつ割り当てられます。牡羊座、しし座、いて座は火の元素です。これは、その名の通り「暖かさ」を表すとともに、「タンパク質」や「果物」も表します。人の体はタンパク質でできているため、火の元素を持つ人は、体が温まりやすいという特徴があります。そして、果物は特別な恵みを与えてくれるはずです。
ふたご座、てんびん座、みずがめ座は風の元素です。そして、風から導かれるように、「光」、「情報」、「知性」にも関連付けられています。月が空気の星座にある日には、人々は特に好奇心旺盛になります。植物の場合、風の星座の時期に花を咲かせることが多くなります。
おうし座、おとめ座、山羊座は土の元素です。土は、寒冷や暗闇などのネガティブな事象の他に、秩序と安全というポジティブな安心感のある事象も司っています。月が土の星座の位置にあるとき、人々は風邪をひくリスクが高まるため注意する必要があります。一方、学習や読書には最も適した時期です。土の時期に、植物は、地下で根を太く長く成長させます。
かに座、さそり座、うお座は水の元素です。そして、「物流」や「感情」にも結び付けられます。月が水の星座の位置にあるとき、人々の感情は特に激しくなります。
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