改めて、みずがめ座の宿命とは
みずがめ座は『革新』の星
中世の東ヨーロッパ占星術では、みずがめ座は「破壊と再生」を司る星座だと言われていました。今でもその血脈は受け継がれており、過去の因習や古い常識を打ち壊し、新たな価値観や生命を創り出す『革新』の星として光り輝いています。
貴方の悩み、世界の苦しみ
革新的な精神を持つみずがめ座の貴方は、きっと現実世界のいろいろな問題を解決したいと考えているはずです。会社や社会の理不尽な仕組みで心を病む人の姿、自然環境が悪化して苦しむ動物たち、戦争で難民となった罪のない子どもたち…
貴方はきっと、そんな世界を変えたいという気持ちを持っていることでしょう。
世界の革新、周囲の革新、そして貴方自身の革新
そんな貴方に、一つの言葉を贈ります。
儒教の教書に儀礼についてまとめられた「礼記」があり、その中に「大学」という一編があります。そして「大学」中の一節で、儒教における基本的な実践倫理である「修身斉家治国平天下」(しゅうしんせいかちこくへいてんか)という言葉が知られています。
「修身(しゅうしん)」は自分の行ないを正しくすること。
「斉家(せいか)」は家庭を整えること。
「治国(ちこく)」は国家を治めること。
「平天下(へいてんか)」は、天下を平らかにすること、です。
なにかを成し遂げようとする人は、この順番で物事を変えていかなければならない、という意味です。
そう、貴方はとっくに理解しています。社会を良くしたいという思いを実現するためには、まず貴方自身に革新が必要だということに。いろいろな問題に立ち向かうとき、自分の力の無さに苦しむことがあったでしょう。
自分を変えるために
とは言え、自分を変えるということは、今までの自分を否定することでもあります。それはなんと恐ろしいことでしょう。人間という生き物は弱く、現状に流されやすいもの。その弱さは決して否定されるべきではありません。
そう、弱さを認めた上で、それでもなぜ自分を変える必要があるのか。そこに向き合ったとき、本当の強さ、自分だけでなく周囲の人々や社会まで変えるような力を手に入れることができるのです。
みずがめ座の貴方は今年、価値観を揺すぶられるような出来事に出会います。貴方はショックを与えられ、一時的には胸が詰まるように苦しくなるかもしれません。
でも、貴方は同時に理解することでしょう。その壁を乗り越えたとき、マインドセットが一変した新しい自分となり、周囲を、そして社会を良くするための力を持っていることに。
そう、貴方は今年、自分革新の瞬間を迎えます。
心の準備はできていますか? 深呼吸して、下に進んで下さい。
2020年の運勢は?
ポイント
- 総合:★★★★☆(吉だが、時期によってはケガに注意)
- 恋愛:★★★★☆(秋から冬にかけて、思いを共にするパートナーが現れる)
- 金運:★★★☆☆(前半はチャレンジが上手く行かないかも。後半は徐々に順調に)
総合運
2020年のみずがめ座の星回りは、前半は『雌伏相』に位置しています。一見、活動が低調に見えますが、その実は昨年末からの低迷期を過ぎて、大きな目標に向けて歩み始める時期です。
気持ちが不安になることが多く、他人を羨んだりねたんだりする気持ちになりそうです。でもその不安は、貴方が自分自身を過小評価しているせいかも知れません。不安になったときは、好きな人のことや楽しい趣味のことを考えて、気分転換をしましょう。不満が口に出そうなときは、一回深呼吸して笑顔を作りましょう。
2020年の後半は『順気相』に星が巡っています。運気が上昇し、進めてきた準備や今まで築いてきた人脈が効果を発揮してきます。周囲の協力も得られ、人と人との関わりの中で働く喜びを感じられることでしょう。
周りの人や親しい友人、恋人を大切にすることで、自分自身の成長と大きな成果をともに手にすることができます。そのためには、自分の気持に素直になり、自分の胸の内をありのままに表に出すことが必要です。
恋愛運
貴方はよく、他人からの恋心や、友人同士の交際などに気づくのが遅く、時にはニブいと言われることがありませんか?
それはみずがめ座の特徴でもある合理性や、物事を革新して前へ前へと進む気持ちの裏返しとも言えます。SNSでの「匂わせ」は大のニガテで、相手の仕草や表情、駆け引きになかなか気づくことができません。
そんな貴方にお願いしたいのは、ほんの少しだけでいいから、相手の「ノンバーバルコミュニケーション」、つまり表情、服装、声のトーンや仕草など、言葉ではないメッセージを受け止めて欲しいということ。
そして、「この人とは波長が合いそうだな」、「もう少し深く人柄を知りたいな」という相手が現れたら、直感を信じてアプローチしてみて下さい。
貴方の運気は今年の後半上昇し、恋愛運は『生成相』を迎えます。
夏~秋にかけて出会った相手と徐々にパートナーシップを深めていき、晩秋~冬にかけて、後の人生を共にするパートナーとなる兆しがありますので、「眼の前の人をフラットに見る」ことを心がけてくださいね。
金運
2020年の金運・仕事運を一言でいうと、「前半はチャレンジが奏功せず苦しむが、後半は徐々に収支が好転し、最終的にはトントンになる」。
前半は周囲からの注目がプレッシャーになり、気負ってしまうあまり周囲が見えず、仕事やプロジェクトが上手く回らないおそれがあります。
しかし後半になってくると理解者が現れ、徐々に物事を的確に判断できるようになるでしょう。
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